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すぐわかる!簡単FX講座

Ⅲ.取引のやり方を覚えましょう


利益も損失もポジションから生まれる

FX取引では、新しく注文を出し、その注文が成立すると「ポジション」(現在保有中の外貨のことを指します。買い持ちの通貨のことを「買いポジション」、売り持ちの通貨のことを「売りポジション」ことをいいます)が発生します。これを「ポジションが建つ」または「建玉する」といいます。
ポジションは建てた値段と「売り」か「買い」かの情報を持っています。ポジションを建てた時の値段を「建値」といいます。買いポジションの場合、建値よりもレートの数値が高くなると利益が、低くなると損失が発生します。逆に、売りポジションの場合、建値よりもレートの数値が低くなると利益が、高くなると損失が発生します。
ポジションは持っているだけでは利益や損失は確定しません。反対売買(買いポジションなら「売り」、売りポジションなら「買い」)を行うことでポジションは処理され、結果が確定します。これをポジションの決済といいます。

損益発生


下図を使って取引による損益発生例を紹介します。

  • 次の計算は以下の条件で行います。
    • 『取引手数料=往復200円』
    • スワップポイント『買いポジション=+1円』『売りポジション=-10円』
    • チャート一本毎に1日経過(1ロールオーバー発生)
『A』の時点で1万通貨のポジションを建て、『B』の時点で決済した場合
買いポジションの場合
104,50円 (ポジション決済値<売り>-106,50円(ポジション建値<買い>)=-2円(1ドル当たりの差損)
-2円(1ドル当たりの差損)×10,000(取引通貨数)=-20,000円
-20,000円+1円×3日(スワップ金利)-200円(往復手数料)=-20,197円(損失金)
売りポジションの場合
106,50円(ポジション建値<売り>)-104,50円(ポジション決済値<買い>)=+2円(1ドル当たりの差益)
+2円(1ドル当たりの差益)×10,000(取引通貨数)=+20,000円
20,000円-10×3日(スワップ金利)-200円(往復手数料)=19,770円(純利益)

『B』の時点で1万通貨のポジションを建て、『C』の時点で決済した場合
買いポジションの場合
106,50円(ポジション決済値<売り>)-104,50円(ポジション建値<買い>)=+2円(1ドル当たりの差益)
+2円(1ドル当たりの差益)×10,000(取引通貨数)=+20,000円
20,000円+1円2日(スワップ金利)-200円(往復手数料)=19,802円(純利益)
売りポジションの場合
104,50円(ポジション建値<売り>)-106,50円(ポジション決済値<買い>)=-2円(1ドル当たりの差損)
-2円(1ドル当たりの差損)×10,000(取引通貨数)=-20,000円
-20,000円-10円2日(スワップ金利)-200円(往復手数料)=-20,220円(損失金)
  • 上記の計算式の通り、FX取引では相場の上昇・下落局面に関わらず利益も損失も発生します。
    また、今回は取引手数料を往復200円で計算しておりますが、実際の手数料は口座の種類などによって異なります。
注文の種類

ポジションを建てる、または決済するために出せるお客様の注文は大きく分けて2種類あります。それぞれの注文方法についてご説明します。

  • 成行き注文
    現在表示されている値段で取引を成立させる注文方法です。今すぐにポジションを建てたいとき利益や損失を直ちに確定させたい時に行う注文方法です。
  • 指値注文
    将来の価格の動きを予測して「この値段になったら売る(買う)」という価格をあらかじめ指定する注文方法です。指値注文には「指値」「逆指値」の2 種類があります。

指値注文の種類

  • 指値
    より有利な方向の価格を指定する注文です。
    現在の値段よりも「安く買いたい」「高く売りたい」という目的から使用され、主にポジションを建てる時に少しでも有利な建値にしたい時、ポジションを決済する時は利益を確定させたい時などに使います。
  • 逆指値
    FXで収益を上げるには、「安く買って、高く売る」か「高く売って、安く買い戻す」ということが基本です。そのために、現在のレートよりも安い値段で買う、現在のレートより高い値段で売るという「指値」注文を使うことが一般的です。
    これに対して、逆指値とは、より高い値段になれば買う、より安い値段になれば売る、という注文方法です。一見、不合理に見えますが、為替取引における一般的で重要なリスク管理方法の一つです。予想に反した方向に相場が動く場合に備えて、一定水準以上、相場が反対方向に動いた時にはポジションを決済して損失を限定しようというときに用います。これは「ストップロスオーダー」とも呼ばれ、想定外の損失を被らないための方策として、非常に重要な役割を果たします。
    また、損益を確定するため以外にも重要な役割があります。外国為替相場には、ある方向にある程度動き出したら、しばらくその流れが続く傾向があります。その傾向のことを「トレンド」というのですが、逆指値をうまく利用すればトレンドに乗りやすくなります。

    例えば今現在が1ドル=100円の段階で、ずっとその周辺で相場がもみ合っているとき、今後上昇トレンドになるか下降トレンドになるかわからないといった場合、もし為替相場が1ドル=101円まであがったら、「上昇トレンド」と判断し、その場合、「101円まで上がったらドル買い」という逆指値注文を出しておくのです。
    また、その逆のパターンとして、相場が1ドル=99円まで下降したら、下降トレンドに入ったと判断します。その場合も同様、「99円になったらドル売り」という逆指値注文を出しておけばいいのです。
ロスカット

損失を限定する仕組みの一つで、ポジションの評価損が預けている証拠金よりも大きくなる前に強制的(自動的)に決済をするルールです。(週明けなど、値が大きく離れた場合は預託資金を超える損失が発生する場合があります。)
FXはレバレッジを利かせる仕組みであるため、激しく相場が変動する時には、思いのほか大きい損益が発生し、元本を超える損失が発生する可能性がありますので、この危険性を軽減するために設けられた制度です。

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